去る、3月25日金曜日に、まだノンステップバスに乗ったことがないという当事者を含む、7名(うち、手押し車椅子3台・電動車椅2台)介助者2名で、下関駅10時00分発、海響館行きのノンステップバスに乗ってきました。
運転手が操作の仕方が分らなかったのか、接触が悪かったのは不明ですが、ステップが出てこずに、結局、手押し車椅子は抱えあげて乗りこむことが出来ましたが、電動車椅子は乗り込む事ができませんでした。海響館に着いたときにはステップは出てきはしましたが、これでは意味がありません。
帰るときも14時15分発のバスに乗る予定にしていましたが、そのバスはノンステップバスではありませんでした。海響館が出来た当初、下関駅―海響館の間はノンステップバスで運行されていたように思います。事実、今回、参加した全員もそう認識していました。ノンステップバス以外のバスがいつから走るようになったのか、もとから、併用しての運行だったのか、どちらにしても情報の公開が不十分のように感じますし、せめて、下関駅―海響館は確実にノンステップバスが走っているので、どの便にノンステップバスで運行しているのか時刻表などに明確にする必要があるのではないでしょうか?
一本遅い、35分発のノンステップバスに乗る事となりましたが、バスを待つ間ベンチが無く、足の悪いものにはとてもつらい時間でした。行きのようにステップが出てこずに乗れないということはありませんでしたが、今度は乗り込んだ後にステップが上手く収納されずに、運転手が足でけり込んで納めるということがありました。
今回、改めてバスに乗ってみて印象に残っている事は、行きのバスに乗るときに「滅多に使うことがないから」と言った運転手の言葉と、帰りのときはステップが上手く収納されなかったことや、ベンチが無くて足の不自由なものにとっては待ち時間がつらかったことなど、やはり、いつでも受け入れる体制が整っていなく、体の不自由なものにとっては、とても利用しづらいと実感しました。
私達は今回の体験を踏まえて、サンデン交通に3月29日付で要望書を提出しました。要望書の回答を4月21日14時にサンデン交通株式会社へ直接回答を頂に行く事になっています。自分もいいたい事があると言う方は、事務所までお電話ください。
この度の経緯や結果は次号通信でお知らせします。また、サンデン交通と併せて、現在、下関駅舎の建替え計画に対しても、ピアとして当事者の声を上げていく事を予定しています。
3月12・13日(土曜日・日曜日)に、唐戸からシーマックスの船に乗り四国で1泊する旅行でしたが、乗船&下船時の環境は両側に手すりが付いたスロープで、船員さんも途中にもいてくれて、歩く方も車椅子の方も安心して出来ました。
初日はあいにくの天候で波が高く、船は遅れるは揺れるは、揺れるはで、気分が悪くなり食事が喉を通りませんでした。最初はまるでジェットコースターに乗っているようで「きゃぁ〜きゃぁ〜」と言っていたのですが、ほとんどの方が酔ってしまい、果たして無事に行けるのだろうか?!と思っていましたが、いざ松山港に着き下船してみると皆さん四国の空気をおもいっきり吸い、地に足がつくと元気復活!!
100名ほどの参加者が3台のバスに分かれて、道後温泉、松山市立子規記念博物館へ。到着してからは班別に分かれて、自由行動で子規記念館を見学してからはカラクリ時計・道後温泉駅・坊ちゃん列車・ハイカラ通り(道後商店街)・道後温泉本館をめぐりました。松山市立子規記念博物館ハイカラ通りは道は良かったのですが、幅が狭く土曜日ということもあり車椅子同士のすれ違いが厳しかったです。それ以外は車椅子に乗って移動してみるとガタゴトとお尻が痛くなる位でした。ホテルにいく道は急な坂道で歩く人も車椅子の人も大変でした。
宿舎に着き、それから入浴。温泉といえばやっぱり大浴場!楽しみにしていましたが、入ってみると手すりがないため(私は何とか入れましたが)、浴槽に入るのが出来ない人もいたようです。残念!!障害があっても楽しく安心して入れる温泉が増えてくれるといいなぁ…。
ホテルのエレベターは狭くて台数も少なく混雑しました。19時00分から全員での記念写真撮影・夕食・宴会・乾杯後、みんな空腹だったので、一斉に飲むや食べるはで、そうしているうちにカラオケが始まり♪マツケンサンバ♪で、大盛り上がりでえん宴たけなわのうちに終了しました。
2日目 朝食を済ませて9時30分にバスに乗り込み一路、次の目的地、内子町へ出発。高速に乗り走っていると雪が…。内子町に着いても雪はやんではいませんでした。だけど気温が高かったのであまり寒さは感じなかったです。
11時00分に内子座(木造劇場で歌舞伎や文楽などが行われていたとこ)で伝統芸能"伊予万歳"を観賞しましたが座席は桝席(相撲観賞の時座ってるとこ)で車椅子の方達は花道での見学で、私は桝席の区切ってあるちょっと高くなったサンに腰を掛けての見学でしたがお尻が痛くて大変でした。でもとても良い経験をさせて頂きました。
松乃屋で昼食は車椅子の方数名は1階でのテーブル席、他の方は2階の座敷でした。2階へはエレベターはなく歩いて行きました。(1階で食べたかった)食事は愛媛の郷土料理で麦飯に冷汁(みそをだし汁でうすめその中にきゅうり、ねぎが入っていました)をかけて食べる料理でした。とても美味しかったですが、雪が降って体が冷えていたので、温かいものが食べたかったなぁ〜。13時30分松山港到着。早めに酔い止めもらい飲み、お土産店をまわり、出港までの時間の15時00分まで時間をつぶして、15時10分に乗船し、いよいよ出港。さよなら四国!
※松山港で記念撮影したものです。
帰りは薬効果もあり、揺れもあまりなく、皆楽しく船内で過ごしている内に、満珠・干珠が見えて来てマリンホテル&温泉、そして関門橋が。1日にしか離れていないけど、みな懐かしい光景でした。そうしているうちに門司港に着き、下関港に!
ふと明日からは通常の生活が!と思うと、淋しくもあり複雑な気持ちになりました。色々大変な事もあったけど、とても楽しい思い出ができました。この旅行を計画してくれた方々&ボランティアの皆様、どうも有り難うございました。
17年1月末から新しくピアで働くようになった本間君は、ピアにとっても待望の男性スタッフです。とっても心優しい青年で、すでにピアのビジュアル系1の座を脅かす存在に!それまでの1が誰だったかは、皆さんの想像にお任せします。(汗)
本間くんに一目逢いたい方は、いつでも「みんなの家」まで遊びに来てください。
みなさん、ボッチャというスポーツをしっていますか?ボッチャは、パラリンピックで正式競技となっています。
ヨーロッパで生まれたこの競技はカーリングに少し似ています。ルールは、バトミントン・コートとほぼ同じ広さのコートを使用します。(12.5mX6m)最初に、ジャックボールと呼ばれる白色の目標球をコートに投げ入れ、次に自分たちのボールをその目標球になげたり転がしたりして近づけます。(ボールは赤と青で各6球づつ使用)
ゲームの勝敗は、いかにこの目標球に近いかで決まり、さらに「相手のボールより何個近いか?」で得点を競います。またこのボッチャは、自分でボールが投げられない場合、『ランプス』と呼ばれる勾配の付いた器具を使用し、アシスタントの方に自分の意志で、方向・距離を伝え競技します。このため重度の障害がある方でも競技に参加することが出来ます。
毎月、第1・第3・第5火曜日の午後3時半から、スポーツセンターで練習をしています。どなたでも参加できますので、興味のある方はピアの亀田まで連絡してください。但し、現在スポーツ大会に向けて他の競技の練習を行っているため、ボッチャは休止しています。再開は6月くらいからとなります。
私がヘルパー2級を取得するきっかけとなったのは、母の看護と障害児をもっている友人とのふれあいの中で、私も何かできる事はないだろうか?と思うようになりました。取得後、大手の会社にヘルパーとして働きましたが、会社と利用者さんとの温度差を感じるようになり、働けないなぁ〜と考えていた時、ピアと出会いました。
2月から、週1回火曜日に彦島みんなの家のデイサービスの調理をさせて頂いております。美味しいと言われるとうれしくもあり、良かったと胸をなでおろしています。彦島みんなの家は、他のデイサービスと違って時間がゆっくり流れているように思えます。
金子みすずの詩の一節に「みんな ちがって みんないい」。そんな一節を思い出した私です。