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No14 2003年8月23日発行

「支援費制度と契約の関係」 ピア代表 三浦孝司

支援費制度が始まって、約4ヶ月が経過し、皆さんの生活は、徐々に落ち着きが出てきているのではないでしょうか?しかし、今でも利用者の方々の中には『契約』に対して、困惑される方が多くいらっしゃる様です。

『契約』というと、不動産の売買契約、アパートの賃貸契約など、つい難しいものを思い浮かべますが、デパートで物を買うのも、電車・バス等の交通機関を利用するのも、すべて『契約』に基づいてます。実際には、デパートで物を買ったり、電車・バスを利用するときに、いちいち契約書にサインをしたりして、買ったり、利用をしたりしていないので、あまり、実感は無いとは思いますが、例えば物を買う時点で契約が発生し、利用者は代金を支払う義務と引き換えに商品を手にする権利、業者は商品を提供する義務と引き換えに代金を手にする権利を双方が履行する事になります。つまりはお互いが義務と権利を理解し納得した上で、しっかり守るという「約束」が『契約』です。

この様に、私たちの日常生活には、様々な『契約』によって成り立っています。『契約』は、お互いが対等の関係であり、両者が合意し、その約束を果たすためと、自分自身を守るためにありますそれは、支援費制度の契約においても同様で、事業者は契約によって、約束をしたサービスの内容を誠実に実行する責任があります。いったん契約が成立すると、相手が同意をするか、特別な場合を除き、どちらかの都合で、一方的に契約を解約する事はできません。

福祉サービスの契約は、他の契約のように一度限りで終わるのものではなく、継続的なものであり、自分自身の日常生活に及ぶものです。その為にも契約をする前に、契約内容を十分に確認し、納得した上で慎重に契約を行ないましょう。

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「事業計画書」平成15年4日 1日から平成16年3日31日まで

NPO法人ヒューマンネットワーク ピア

1 基本方針
障害の有無に関わらず共に生きる仲間として共に考え行動し、障害がどんなに重くても地域の中で生活していくことが当たり前の社会、そして総ての生活者にとって「バリア」の無い社会を構築する事を目的とし、これらの目的を達成するため、以下に掲げる事業を行う。
2 事業計画
1)サービス提供に関する事業
  • ヘルパーステーション「どりーむ」の運営事業
  • デイサービスステーション「ゆう」の運営事業
  • 「グループホーム」の設立を勘案する
  • 移送サービス事業
2)販売に関する事業
障害のある人が製造及び加工した製品を率先して販売することにより、障害のある人の雇用拡大と社会的認知を高める。
  • 手織り等の制作販売等
  • たんぽぽパンの委託販売
3)啓発活動に関する事業障害のある人や地域住民に対して、当法人理念の周知拡大や個人意識の啓発を促す事を目的として下記の事業を行う。
  • 理事会(年6回):業界を取り巻く諸課題について理事会を開催し審議する。
  • 講演会(年5回):障害のある人の権利擁護等を基本に講演会を開催する。
  • ヘルパー研修(年5回):ヘルパーのスキルアップとともに、より利用者主体のサービスを提供できるように行う。
  • 心織展(年1回):しっかりとした計画の下、前年度より大きな規模での開催を目指す。
  • 会報の発行(年6回):2ヶ月に1回会報を発行し会員に対する情報発信を行う。
  • 情報交換(随時):インターネットを利用して、地域はもとより日本全国に情報発信を行うと共に、必要に応じて情報や意見の交換を行う。
  • 懇親会(年1回):会員同士の意思の疎通を図る事を目的として懇親会又はリクレーション事業を行う。
これ以外、必要に応じて会合を行うものとする。
4)行政や他の市民団体との連携を図る事業
関係行政機関はもとより、他のNPO法人や関係市民団体との連携を図ることを目的とした会合を持つと共に、必要に応じて協約を締結する。

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「デオデオに行って見て感じたこと」 谷澤 信秀

事務所から亀田さんと事務所の戸根さんと僕で下関駅前のデオデオに行った。僕は手動の車椅子に乗って戸根さんが押して下さって亀田さんは電動車椅子に乗って行った。

行きは、グリーンモールにある歩道橋(人口地盤)を僕と戸根さんが渡り下の信号歩道を亀田さんが通っていった。僕と戸根さんは最初、車椅子用エスカレーターを用意してくれる事務所に連絡する機械があることを知らないで車椅子のままエスカレーターに乗った。車椅子で乗っていると斜めになって落ちる様になった。

上に上がると道は平坦でスムーズにデオデオに入った。途中、エレベーターがあったがグリーンモール側にもあったらグリーンモール側から人口地盤を渡る人も楽に行けるのになと思った。デオデオの店内は広く車椅子が楽に通れる広さだった。亀田さんと合流して買い物を済ませ、歩道橋(人口地盤)を通って帰った。帰りに亀田さんが人口地盤の事務所との車椅子用エスカレーターを用意してくれる連絡する機械がある所を教えてくれた。そしてその機械で係の人と連絡して係の人が来てくれて、車椅子が通れる広さにして下さったが車椅子がうまく乗れずに落ちるように下りた。亀田さんの電動もエスカレーターに乗れずにいた。

今回、車椅子で人口地盤を渡ったがエスカレーターに乗って見て大変さが分った。車椅子用にエスカレーターを設置しないで、歩く人も車椅子の人も楽に行ける様に優しい町であって欲しいと思った。

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「ピアと私Vol14」 米田 教子

私がピアに入会して、4年余りになるでしょうか。その間は、ピアにとって一番変動の時でもありました。

任意団体から、NPO法人へ。そして、ヘルパー派遣事業、移送サービス事業。文字にすれば簡単ですが、直接運営に携わっている方々にとっては、随分苦労されているのではないかと思います。でも、私の夢でもあり、ピアの大きな目標でもある、グループホーム設立に向けて、これからもず〜と、前進して欲しいと思っています。私も、老眼鏡と更年期障害を友にして、できる限りの手伝いと口出しを、して行きたと思います。

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