ピア通信05  

NPO法人ヒューマンネットワークピア

ピア通信05 2010年4月1日発行

お寺 THE[座] 縁日 開催!

ピアの活動をはじめて丸12年になりました。事業者となって10年。いろいろなことがありました。ボランティア団体からのスタートであり、右も左も分からない状態で利用者の皆様が私たちを育ててくださったのだと思います。

障害があっても無くても高齢でも若くても、その尊い命に変わりはありません。しかし実際、社会は元気でぴちぴちとした健常者を中心に作られ、障害を持つ人、高齢になって介助が必要となった人にとっては決して優しい社会とはいえません。そのひずみが若者の間にも社会現象となって、あちこちに見受けられるようになってもまだ加速を緩めることの無い現代です。

4月28日妙蓮寺で行う「お寺THE縁日」では、それぞれがお互いの存在を認め合い尊重しあえるということがどういうことかを皆様にも感じていただけたらよいなと思っています。そしてこの社会が持つ私たちの知らない間に染み付いた(ゆがんだ?)価値観を見直すきっかけにしていただけたら良いな〜と思います。当日は駐車場も狭いので、ご迷惑をおかけすると思います。可能な方は出来るだけ公共の乗り物でお越しください(雨天の場合 会場の変更があります)。

金額の表記のあるもの、バザー展示即売以外はすべて無料でお楽しみいただけます。会場内では、ゲーム・くじ券販売します。「彦島みんなの家」のなかまと楽しい時間をお過ごしください。爆笑必至「あっちむいてホイ」乞うご期待!

新地町2-6 妙蓮寺 電話222-0629
国道191号線沿い 厳島神社そば
バス停(厳島神社前)

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緊急リポート ヘルパー不足深刻に!!!

ヒューマンネットワークピア創立メンバーでもある会員のKさんは、全身性麻痺の身体ながら一人暮らしを30年以上にもわたり続けている方です。全てのことに介助が必要となったKさんの生活を支えるのは当法人の運営するヘルパーステーションを含め市内5社の事業者です。

しかし最近そのうちの1社がヘルパー不足を理由に派遣を断る!?と言う事態がおきました。派遣を断って、そこを埋められる事業者が見つからなかったらその日のKさんの生活はどうしたらいいのでしょう?食事や排泄など生命線が絶たれる恐怖は私たちでは決して図り知ることの出来ない問題だと思います。今回は残り4事業者でどうにかこうにか遣り繰りして穴をうめることができました。が、どの事業者もなんとかしたくてもヘルパーが不足して、またヘルパーの高齢化など どうにもならないというのが現状です。

確かにヘルパーステーションでも求人を出しても出しても応募は無く、現在動いているヘルパーの一人が倒れたらいったいどうする???という状況ではあります。最近 よそのヘルパーとの交流の中で知りえた情報によりますと、ヘルパー資格を持っていても在宅ヘルパーとして働かず、施設勤務を希望するヘルパーが多いそうです。なぜでしょう。在宅だと報酬の割には責任が重い・・・とか 施設の方が楽だし・・とか、自分勝手な独り言が聞こえてきます。現代社会の風潮はここまで来ているのでしょうか?

私たちが高齢になり介助の手が必要になったとき、在宅ヘルパー制度なんて受けたくても受けられなくなっているのではないでしょうか?死ぬまで慣れ親しんだ我が家で・・・は、夢のまた夢?施設に入るのもたくさんのお金が必要です。あ〜私たちの老後は暗い!

今のうちにたくさんのヘルパーを育てておかないと安心して歳を重ねることも出来ませんよね。在宅ヘルパーの仕事は喜びの多い仕事です。あなたの周りに資格を持つ人はいらっしゃいませんか?

ピアヘルパーステーション ドリーム
下関市新地町2-13 電話242-9952

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