本間豪
8月1日(土)夏本番の最中、時折水着のお姉さんに目を奪われながら、彦島マリンビーチにてカヌーの体験をしてきました。以前ピーカフェを手伝ってもらっていた井上さんにご指導頂いてこの企画が実現したのです。とはいえ利用者、スタッフ、ともに初体験。転覆したら・・失敗したら頭を過ぎる不安、しかしひと夏のアバンチュールにここロは躍る、不安と希望の船に私達は乗り込んだわけです。
いざ海原へ、ドキドキ、ドキドキ、高鳴る鼓動を抑えきれません。緊張しながら皆ゆっくり漕ぎはじめましたが、カヌーはいっこうにひっくり返ろうとせず、自由自在、右へ左へまあ進む。あれ?なんで?やだな〜、失敗しないことが逆に不安になるほど。でも上手くいけば楽しい。そのまま家に帰るじゃないかっていうくらい、操作はお手のもの。終わりの時間が近づいても「まだ終わりたくない!」もはやカヌーに首ったけです。
海にお船をうかばせて2009夏、今年もまたひとつ大人になった気がしました。
投票所もまだ障害が多い。総務省の調査では07年参院選の投票所の内入り口に段差のある投票所は全体の55.34%の3万382か所。
この内簡易スロープを設置したのは約3分の1の1万2710か所だった。障害者だけでなく高齢者やベビーカーを押すお母さんにとっても段差解消は必要である。候補者障害者問題への意識が低いのではないかと懸念される(毎日新聞)。
新聞にその記事の出た日、たまたまある利用者様が期日前投票に行かれた時の話をされました。投票所の人に何故期日前に来られましたかと質問された時、「当日雨が降ったら出にくいのと会場に段差があるので連れていってくれた人が介助するのに気をつかうから」と答えられたら「周りの人にかかえて上げてもらえば良いのに」と軽い口調でいわれたのを聞いてすごく嫌な気分になり「気の毒ですね」とまで「いわれたそうです。
利用者様にもアンケートしてみました。これを機会に「障害者高齢者について考えてみましょう。
行った人 16人 / 行かなかった人 20人
政治は私たちの暮らしの遠いところにあるようですが、実は大きく影響しています。特に障害当事者にとって暮らしは制度との密接な関係がありますので決して人任せにするのではなく積極的にかかわりたい問題です。でも当事者が直接動いていかないとバリアはなくなりません。どんどん機会を見つけて街に出ましょう。
よい気候になりました。文化の秋!みなさんもいい映画を見て感動して下さい。次回はおすすめの本もご紹介します。
デイサービスにお越しになられた藤谷邦治さんが8月19日にお亡くなりになりました。英語の唄を皆に指導して下さったり、カヌーにも一緒に行けたのが思い出です。心より哀悼の意を表します。
スタッフ紹介
ピーカフェでは今フェアトレードの野菜カレーが大人気です。ぜひお越し下さい。
今年は新型インフルエンザが今までにない強力な勢いで流行しそうです。
みんなの家でも外出から帰った時は必ず手洗いと消毒をしていただいております。
ご家庭でも必ず励行しましょう。おかしいかな?と思ったら早めの受診をしましょう。