ピア通信03  

NPO法人ヒューマンネットワークピア

ピア通信令和第3号 2020年3月10日発行

2020年、今年もよろしくお願いします

2020年がスタート!みんなの家デイサービスではお正月恒例の書初めを行いました。現在皆さんの夢と欲望いっぱいの力作でデイルームの壁が埋め尽くされています。貼りだして並べて見ると、お一人お一人のキャラクターが文字にばっちり表現されていて、なんだか見ているこちらまで笑顔になってしまいます。

1月後半からは新型コロナウイルスによる肺炎が流行し、ついに先日下関市での感染が発表されましたね。みんなの家でもうがいや手洗いを徹底し、予防に取り組んでいます。マスクの不足をはじめ、予防製品が品切れしているのを見ると不安になりますが、落ち着いて生活することが大切です。健康に気を付けつつ、みんなで乗り切りたいですね、

駐車場の貸出しのおしらせ

ピアでは施設の休業日、空いている駐車スペースを少額で貸し出ししております。下関駅周辺で、駐車場にお困りでしたらご相談ください。

〇日時によってはお受けできない場合もございます。
〇時間、料金の詳細はお問合せください。
電話番号0832-242-9952 みんなの家駐車場レンタル担当者まで

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スタッフのまなび

虐待防止研修開催

2月25日(火)に職員全員での虐待防止研修を行いました。ピアみんなの家では職員の川田さん、河村さん、濱根さん、新道さんが虐待防止マネージャー養成研修を受けており、今回はその4名が中心になり、虐待防止や職場環境の改善についての勉強会となりました。。

この日は下関市障害者生活支援センターより、センター長の高崎氏と相談支援専門員の山崎氏を講師にお招きし、障害者虐待の概要や下関市内で虐待防止センターに寄せられた実際の通報事例についてお話を聞かせていただきました。 事例紹介では、下関市内でのリアルな通報の内容や、通報後に支援センターと関係者がどのような流れで虐待に対応していくのかを詳しく伺うことができました。

施設内の虐待を内部の職員が通報した事例、利用者家族や友人が不審に思って相談を寄せた事例など、下関市内では平成30年度に15件の通報・相談があり、そのうち8件が「虐待」として認定されているそうです。

施設での虐待防止には、その施設の職員の努力もですが、開かれた風通しの良い事業所であることが大切だそうです。他事業所との意見交換、外部の研修への参加、利用者家族との交流など、いろいろな方に関わってもらえる施設であることが虐待の防止や発見につながります。今回の研修を活かし、ピアも各機関と有意義な情報交換をしながら、今後も虐待の防止に向けた取り組みを行っていきす。

ひょっとしたら…と思ったら、迷わず通報を!(通報した方の秘密は守られます)
下関市障害者虐待防止センター TEL 083-231-1959 FAX 083-235-3210
〒751-0823 下関市貴船町3-4-1 E-mail:shimoshoukikan@shimoshakyo.or.jp

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スタッフ発信 ピア的マインド

ピアのスタッフがどんな思いで活動しているかを一人一人スタッフ自身の言葉でお届けしています。

虐待防止研修を終えて (広報担当 鮎川真琴)

虐待という言葉を聞いても、心の中でついどこかのだれかの話、と捉えてしまいがちです。私が利用者さんに暴力をふるうことはない。そう思っているからです。今回の研修で聞いた実例に、家族からの虐待を施設職員が気づいて届け出たという事例があり、それを聞いた時ようやく私は「自分が虐待に関わる可能性」を想像し、他人事ではないという実感を持ちました。

ですが、結局虐待の実例を聞いてもまだ、「私は発見する側にはなるかもしれないが加害者になることはない」という思い込みが当たり前にあるのです。この思い込みこそが、実は一番厄介で、私たちが知っておかなければいけない性質なのだと気づかされます。

というのが、たとえば虐待に気づいていながら職員間で指摘できず虐待行為が日常化してしまったなら、これは誰か一人の「加害者」が引き起こした虐待ではなく、その環境にいすべての人が関わりあった結果、コミュニケーションがうまくとれずに虐待を防げなかったということです。その環境にいる人みんがが決して無関係なことではないのです。しかし多くの人は、私と同じように「私が加害者になることはない」と信じて生活をしているのではないでしょうか。

では私ができる虐待防止とは何かと考えると、利用者さんに丁寧に接することは当然ですが、結局のところ「私の言動ひとつが、巡り巡って誰かを追い詰めるかもしれない」と知り、そうならなくて済むように自分や相手の心を大切にした行動をとることなのではないでしょうか。介護・支援のスキルアップと同じくらい、1人1人が人間的な思いやりのスキルを磨いていくことが、虐待を防止する最善策なのだと感じます。

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今後のイベント ※状況により中止の場合もございます

4月 花まつり白象行列

4月8日は仏教のお釈迦様のお誕生日。ピアでは毎年白象のハリボテを引いて仮装行列をしています。今年は新型コロナウィルス肺炎予防に考慮して施設内で仮装大会を行います。

5月 ワンデイピクニック

5月17日(日)に、開催されるマーケットイベント。今年もTUR8食堂がオリジナルドリンクを販売する予定です。

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「好きな色は?」「あなたの織の作風は?」「さをり織の魅力は?」

今年6月にさをり織をテーマにしたファッションショーが下関で開催される予定です。P-caf?(ピーカフェ)も出演に向けて現在衣装を製作中!(4P参照)そこで今回は、みんなの家で長年さをり織に取り組まれている4人の方に、さをり織の魅力についてインタビューしました!

神田聡恵(かんださとえ)
〇好きな色は水色。最近はピンクや緑を織りたい。
〇地味めも派手めも織りあげる万能選手。テーマになる色を決めて織る統一感ある織りが得意。
〇針仕事など細かい作業が苦手な自分でも取り組める。ピーカフェでは自分の反物が商品になっていく様子を見られるのが楽しみ。
谷澤信秀(たにざわのぶひで)
〇緑、青、黄色などはっきりした明るい色が好き。
〇織りの特徴は色使いの巧みさ。テーマになる色を意識しつつも自分流の色遊びを入れていく作風。
〇自分の思った通りに色を組み合わせ表現することが楽しい。自分の反物からできた商品を通して、お客さんに自分を表現したいと思っている。
小林弘宜(こばやしひろよし)
〇青や紺系のクールな色が好き。
〇きらびやかな変わり糸はあまり使わず、落ち着いた色味。几帳面な性格が表れたようなきっちりとした織目。
〇織ることも楽しいが、自分が織った反物で仕立てられた商品を見ることや、商品がお客さんに売れていくことが楽しみでやり甲斐になっている。
杉田博(すぎたひろし)
〇ピンク、赤、黄色、紫、青が好き。
〇明るく派手で、キラキラしたような変わり糸もどんどん織りこむ。ピンクの色が必ず入るのが特徴。
〇ファッションにも興味の強い杉田さん。糸選びも服を選ぶようにウキウキと選んでいる。色が好きで、楽しい気分がそのまま反物に表現されている。

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冬〜春期イベント

>1月 下関総合支援学校 とみとうカフェへGO!

支援学校で開催された無料のおもてなしカフェ「とみとうカフェ」にみんなで遊びに行きました。生徒さんによる丁寧な接客と、手作りのかわいらしい作品販売もあって素敵な空間でした。支援学校OBの利用者さんは懐かしい学校の空気を楽しまれたようです。

2月 こどもの防災避難訓練

2月11日に児童さん向けの避難訓練を実施しました。今回は近隣の避難所である西部公民館まで実際に歩いてみました。写真つきのパネルでルート説明をし、ロープを使ってまとまって歩きます。有事の際に迅速に移動するため定期的に行う予定です。

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下関地区共同募金委員会様
令和元年度歳末たすけあい運動女性事業の助成金で餅つき大会を行いました。

美味しいお餅やお蕎麦をいただきました

年末年始、みんなの家に入居されているグループホームの皆さんと職員で、餅つき大会を行いました。助成金で購入したもち米、蕎麦セットを皆さんでわいわい調理をし、和やかなひと時を過ごしました。

その他にも、デイサービス活動に必要なホワイトボード、タイムタイマー、トランポリンなど数多くの備品の購入をさせていただいています。大切に使わせていただきます。ありがとうございました。

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tailor-cafe & TUR8食堂

2月「さをり織をゆっくりたのしむワークショップ」を開催しました!

2月3日(月)に、ピーカフェ×つるはち食堂のコラボイベントを行いました!

ピアで長年取り組んでいるさをり織。糸のほつれや飛び出しも織手の個性と考える、懐の深い手織りです。ぜひ一般の人にもその魅力を知ってほしい!と思い企画しました。

ワークショップが始まると、子どもから大人まで、糸を選ぶ瞬間が一番真剣で楽しそう。それぞれの好きな色、好きな素材の糸で集中して織っていきます。

1時間ほどで作品が完成。「楽しすぎて全然時間が足りない…!もっと織っていたい!」…その気持ち、分かりますとも〜!皆さんさをり織の愉しさを満喫されたようです?

つるはち食堂のランチも満席御礼!高野豆腐のハンバーグ定食、おかげさまで売切れです!ランチ休止中にも関わらずたくさんのご来店ありがとうございました!

6月「さをりdeファッションライブ」開催

2020/6/14(日)at 川棚の杜コルトーホール
開始14時 開場13時
主催 ふわふわり(代表 中村幸子)

以前ピアでさをり織りを教えて下さっていた中村先生(ふわふわり)のお誘いで、さをり織りのファッションショーに参加することとなりました。これは好機!と今まで「さをり織りで作れると思うけど作らなかったもの」を創ることにしました。現在鋭意製作中でございます。今まで培ってきた手織物の縫製加工技術を盛り込み、見る人がワッと驚くようなドレスを目指しています。P-caf?にお越しいただければ製作中の様子が見れますので、散らかっていますがのぞいてみてね☆彡

※コロナウィルスの流行による感染を避けるため、開催を延期しました

P-cafeオンラインショップまたは「いいち ピーカフェ」で検索

松本きみこさん「そらとカフェ終了」

松本きみこさんによる「そらとカフェ」が、2月24日(月)をもって定期開催を終了しました。2017年4月のスタートから3年間、毎月手作りの心のこもったお料理を提供してくださいました。

毎月来店されるファンも多く、TUR8食堂の空間を大変有意義に活用してくださいました。今後は単発イベントの企画を検討中だそう。3年間どうもありがとうございました。

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編集後記

今月は2Pにて原稿を書きましたので編集後記はお休みします。次回のピア通信もお楽しみに。

ピアスタッフ 鮎川真琴

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「知っておきたい家庭の感染と予防」
SARAYA公式HPより
新型コロナウイルス肺炎の基礎知識
https://famili.saraya.com/kansen/coronavirus/index.html

「みんなの家のお気楽な日々」
ピアの日常を綴ったブログもぜひご覧ください
Blog.canpan.info/h-n-peer/